こんにちは。塾長です。
難関大学に合格する受験生には共通点があります。それは、質の高い参考書、問題集を選んでいるという点です。
書店には膨大の量の受験参考書が並んでいます。その中から、良質なテキストを購入することは至難の業と言えます。
そこで、その膨大な量の受験参考書の中から私自身が実際に使用し、最も質が高いと考える参考書・問題集でかつ、私の生徒に紹介して志望校合格に直接繋がった特におすすめの参考書・問題集を紹介していきます。
[単語]
・システム英単語Basic(高1~高2向け)
入試最頻出の英単語が並んでいるだけでなく、英単語の訳語も全て頻出順になっている。
入試頻出フレーズの形式で英単語を覚えられる。
基礎的な単語を無駄なく網羅できる。
・速読英単語必修編(高1夏~高2向け)
長文の中で入試頻度の高い英単語を覚えていくタイプの単語集。基本的には1語1訳を確実に定着させる目的で使う。
長文の内容は比較的おもしろく、楽しみながら読み進められる。
長文の難易度はそれほど高くないので、基本的な英単語と英文法の知識があれば、問題なく読み進められる。
長文読解の訓練にもなる。
・システム英単語(高2~受験生向け)
上記のシステム英単語Basicの発展編。
最高傑作。この単語集に掲載されている単語は見出し語はもちろん、それ以外の派生語や関連語にも一切無駄がない。効率良く難関大学レベルの英単語を網羅できる。
GMARCH、関関同立レベルまでは、この単語集を終えれば単語の学習は終了と考えてよい。
・単語王(受験生向け)
単語羅列型(ターゲット1900のような形式)の単語集。早慶上智を受験する予定があれば、確実に学習しておくべき。量が非常に多く、定着させるためには時間を要するが、時間をかけるだけの価値がある。派生語や関連語も含めるとおよそ8000語ほど掲載されている。難単語ではあるけれども入試頻度が比較的高い英単語をたくさん学べる。
[熟語]
・解体英熟語(高1~受験生向け)
入試英熟語はこの1冊で網羅できる。全ての大学に対応している。熟語を理解しながら覚えられる。分厚い本のため、やり切るためには根気がいるが、きっちりと覚え切れればライバルに差をつけられる。
ただし、どうしても覚えられず、なおかつ時間が残されている人は、「速読英熟語」を代わりに使う選択肢もある。
[文法・語法]
・英文法レベル別問題集1、2、3(高1~高2)
中学レベルの英文法から学習し直したい人向けの問題集。超基礎から受験基礎レベルまで学習できる。薄い問題集なので、スピーディーにこなすことができる。続編の英文法レベル別問題集4、5、6は、難関大受験に対応しているが、後述のNext Stageや英文法語法のトレーニングの方がおすすめ。
・Next Stage(高1夏~受験生向け)
英文法と語法の参考書としては、最も人気がある参考書のうちの1つ。掲載されている英文法や語法に無駄がない。問題の質も比較的高いため、問題を解きながら知識を定着させることができる。問題を解く上で、基本的な英単語の知識は必要。
・英文法語法のトレーニング戦略編(高2~受験生向け)
攻撃点という名のまとめがとても良くできている。英文法をきっちりと理解したい人には合う参考書。文型を重視した参考書で、ややかたい印象を受ける可能性はある。掲載されている問題の難易度はやや高い。
語法部分は網羅性が高く、非常に良くまとまっている。
[解釈]
・英文読解入門基本はここだ!(高1~高2向け)
英文解釈の基本を学べる参考書。薄い参考書であり、基本的な英文で構成されているが、確実に解釈の基本を学べる。受験生にとって盲点となる部分に関しての鋭い解説もなされていて、非常に良書。この本を使用し、「簡単だった」と感じた場合、やり込みが甘い可能性がある。
・基礎英文解釈の技術100(高2~受験生向け)
GMARCH、関関同立レベルの英文解釈を学べるというイメージ。やや難しい解釈に触れられ、発展レベルの英文解釈への橋渡しになる参考書。
・ポレポレ英文読解プロセス50(受験生向け)
発展的な英文解釈を学べる。GMARCHや早慶受験生から圧倒的に支持されている。薄い本だが内容は非常に濃い。解説を完全に理解するためには単語、文法、語法についての知識が確実に必要。この本をこなす前に、前述の「英文読解入門基本はここだ!」と、必要に応じて「基礎英文解釈の技術100」をこなしたい。
[長文]
長文読解は、信頼できる先生の授業を通して学習することが最も効果的だ。自学習で長文読解力を伸ばすことはやや難しい。どうしても自力で長文読解の学習をしたい生徒は、「英語長文レベル別問題集」や「大学入試英語長文ハイパートレーニング」などの安河内哲也先生の問題集がおすすめ。解説はシンプルで分かりやすく、単語リストも学習に役立つ。
私自身、質の高い受験参考書を見つけるために、受験生時代、そして講師になってからも情報収集をしては、実際に使用し分析するという作業に多大な時間を割いてきました。
そして、その中から特に良かった参考書・問題集だけを私の生徒に紹介し、やり込ませることで志望校合格へと導いてきました。
偏差値を上げ、最短で志望校に合格するためには、質の高い受験参考書を使用することが必要不可欠です。今日のブログを参考にして、ぜひ良質な参考書や問題集を使って受験勉強をしてみてください。
塾長