笠原塾塾長の最短合格会議

高校を中退後、偏差値を81まで上げて早稲田に合格。 講師として高校受験第1志望合格率100%、大学入試6年連続第1志望合格率100%を達成しました。 その方法論の全てをこのブログでお伝えしていきます。

英語長文が苦手な受験生必見②文法編

こんにちは。塾長です。

 

今回のブログは、前回のブログ「英語長文が苦手な受験生必見①単語編」の続きとなります。

 

単語の学習をひと通りこなしたら、文法の学習を同時並行的に行ってください。単語力を活かしてスムーズに文法問題をこなしていくことができるはずです。

 


文法を学習する上での注意点としては、「理解」と「暗記」の両方に重きを置くことが重要であるということです。「理解」をせずに暗記することにばかりに頼っていては、いつまでたっても文法力は向上しません。たしかに、文法を1つ1つ確実に「理解」していく作業は大変なことです。例えば、関係代名詞と関係副詞の違いを完全に「理解」することは、最初のうちは面倒に感じる生徒も多いと思います。しかし、きっちりとその違いを「理解」しなければ、入試問題は解けません。

また、理解ばかりを重視して、「暗記」に力を入れないことも文法力向上に繋がりません。文法を理解する作業は骨の折れる作業なので、一通り理解できたということに満足して学習を終えてしまう生徒はとても多いです。理解した後で時間をかけて「暗記」することこそ、文法力向上には必要なことなのです。しっかりとパターンを「暗記」することで、次回以降同じ問題や、似た問題、あるいはより発展的な問題を正確かつスピーディーに解くことができるようになります。

 


このように、文法の学習を行う上では、「理解」を伴った「暗記」が必要不可欠です。その学習ができて初めて、習得した文法力を長文読解にフルに活かすことができるようになるのです。

 


裏を返すと、文法を学ぶ上で「理解」か「暗記」のどちらか一方でもおろそかにしてしまうと、いつまで経っても長文は読めるようにならないと言えます。

 


文法の学習を進める上でのオススメの問題集はNext Stageです。GMARCHレベルの文法語法はこれ1冊でカバーできます。非常にまとまった問題集なので、無駄なく効率的に学習していくことができます。問題を解きながら、文法をきっちり「理解」しつつ確実に「暗記」をしていってください。そして、1周したら、2周目はさらにスピードを上げて問題の解き直しをしてください。3周目はさらにスピードを上げていきます。最低でも5周くらいは学習してください。英文法に対する苦手意識は無くなります。10週できれば自身の文法力に対して自信を持つことができ、長文読解をする上での心強い武器になります。

 


中学の英文法に抜けがある生徒は、Next Stageをこなす前に英文法レベル別問題集1、2、3をやってください。薄い問題集なので、サラっと終えることができるはずです。2~3週して定着した感覚を持つことができれば、レベル別問題集の学習は終えてください。

 


文法の学習は、長文読解の土台となるものなので、焦らず時間をかけて学習をしてください。分量の多さや難易度の高さに苦戦をするのも最初のうちだけで、学習を続けていくうちに徐々に問題に対応できるようになっていきます。それに応じて長文読解に対する力も確実についていくので、地道に頑張っていきましょう。

 


塾長