笠原塾塾長の最短合格会議

高校を中退後、偏差値を81まで上げて早稲田に合格。 講師として高校受験第1志望合格率100%、大学入試6年連続第1志望合格率100%を達成しました。 その方法論の全てをこのブログでお伝えしていきます。

なぜあの人は努力ができるのか。

こんにちは。塾長です。

志望校に合格するために必要不可欠な要素が「継続的な努力」です。しかし、毎年のように私のもとに、「努力ができません。」「努力ができるようになるためにはどうしたらいいのですか。」と相談に来る生徒がいます。

 

皆さんの中にも、特に受験勉強においては自分自身の努力不足を痛感している人がいると思います。

 

一方で皆さんの周りに、受験勉強において人一倍努力ができる人がいませんか。「高1の頃から凄まじく勉強している」「休む間も無く常に勉強している」「キャラが変わるほど勉強している」など、さまざまな努力家が思い浮かぶのではないかと思います。

 

私自身、地頭力は平凡ですし器用さの無い人間ですが、努力は厳しくできるタイプであると思っています。受験生時代、勉強に関してはコンプレックスばかりで自信がなく、早稲田に合格できるなど想像することもできませんでした。しかし、高1の頃から勉強に関しては人一倍努力をしました。今思い返しても、あの頃の私は勉強の虫だったと思います。

 

それでは学生時代の私を含め、一部の生徒はなぜ厳しく努力ができるのでしょうか。私は、その理由には大きく分けて4つのパターンがあると考えます。

 

1.得意なこと、好きなことだから

「数学が得意」「英語が好き」など、自分にとって得意なこと(科目)や好きなこと(科目)であれば継続的に努力がしやすくなります。楽しみながら、また気持ちよく勉強をすることができ、努力を続けることのハードルは低くなります。

 

2.不安だから。恥ずかしいから。

勉強をサボればサボるほど不安が増すというタイプの生徒がいます。妥協をすると、時に不安に押し潰されそうになるので、その状況に陥るくらいなら勉強をしていた方がメンタル的に健康であると考えるのです。

また、テストで思うような点数が取れないことや、学校や塾の授業中に的確な発言ができないことがこの上なく恥ずかしいと感じる生徒もいます。恥ずかしい思いをしたくない、また周囲から馬鹿にされたくないと考えるからこそ、とにかく厳しく勉強をするのです。

 

3.明確な目標と強い意志があるから

明確に目標が定まっている生徒は努力ができる傾向が高まります。そして、その目標を達成したいという意志が強い生徒は努力ができます。

一方で、明確な目標を持つことができていない生徒は実はとても多いのです。目標があいまいだからこそ、その目標を絶対に達成するという強い意志やこだわりが生まれないということは非常によくあるケースです。

 

4.習慣化されているから

努力することが習慣化されている生徒というのは一定数います。これは「継続的に努力できるようになること」をテーマに、自身の意識や行動に対して改善を重ねた結果の究極の姿だと思います。本当に努力ができる人間は、努力をすることが習慣化されています。努力をすることなど当たり前のことであると思えるのです。自分にとっては当然のことをしているにすぎず、場合によっては「厳しく努力をしている」などという意識が無いことさえもあります。

 

受験勉強を始めた頃の私には、得意科目や好きな科目はありませんでした。「どれも苦手で、どれも嫌い」という感覚で勉強をしていました。

しかし、「早稲田に合格する」という明確な目標を定め、それを達成するために「粘り強く努力する」という強い意志を持ち続けました。合格できるという自信はありませんでしたが、妥協は絶対にしないというルールを自らに課したのです。逆に少しでも妥協をすることは、私にとって非常に大きな不安を感じることに繋がりました。それと同時に、自分の気持ちが完全に折れてしまうのではないかという恐怖を感じることにも繋がっていったのです。だからこそ、日々厳しく努力を重ねました。次第に、努力をすることが習慣になっていきました。努力をしないことは、違和感だらけで気持ちの悪いことと感じるようになっていき、勉強をすることが生活の一部になっていきました。その結果、第一志望の早稲田に合格することができたのです。

 

皆さんもぜひ努力に努力を重ねてみてください。やがて、努力をすることが習慣になっていきます。そうなってしまえば、志望校合格は目の前と言えます。

 

 

塾長