笠原塾塾長の最短合格会議

高校を中退後、偏差値を81まで上げて早稲田に合格。 講師として高校受験第1志望合格率100%、大学入試6年連続第1志望合格率100%を達成しました。 その方法論の全てをこのブログでお伝えしていきます。

頭の中を「英語脳」にするべし!

こんにちは。塾長です。

 

皆さんの周りには「全然勉強してないよ」と言っているにも関わらず、勉強ができる友達がいませんか。それでは、なぜこの種の友達は勉強ができるのでしょうか。

 

1つ目は、単純にウソをついているパターンがあります。本当は厳しく勉強しているけど、周りの友達には努力していることを言いたくないから、「勉強してないよ」とウソをつくケースです。実際は時間を割いて真面目に勉強しているので、当然勉強ができます。これはよくあるパターンなので、イメージがしやすいと思います。

 

2つ目が非常に重要です。それは、「本人は自覚をしていないけれども実は勉強をしている」というパターンです。今回の記事ではこのパターンに焦点を当てていきたいと思います。

 

高校1年生の時に、同じクラスにものすごく数学ができる友達がいました。その友達に対して、私は「1日何時間くらい数学の勉強してるの?」と聞きました。すると、「全然勉強してないよ。」という答えが返ってきました。私は納得がいかず、「ウソをつかないで本音で語ってくれ。」と伝えました。それでもその友達は「本当に勉強してない。」の一点張りでした。確かに、学校でも塾でも厳しく勉強している様子はなかったし、いつも本屋で立ち読みをしていたり、ゲームを長時間やっているイメージがとても強かったのです。

 

ところが、定期試験や模擬テストでは毎回、数学に関しては高得点、高偏差値を叩き出していました。

 

その友達と一緒にいるうちに、ある事に私は気付きました。それは、その友達が「いつも数学のことを考えている」ということでした。机の上ではほとんど勉強しないけれども、頭の中では日々しっかりと勉強していたのです。その友達の場合は、数学が好きだったので、頭の中が数学だらけという状況に違和感がなく、それは本人としては当たり前の状況だったのだと思います。だから、実際は頭の中で日々数学の勉強をしているのにも関わらず、本人はそれを自覚していなかったのです。

 

私は、「頭の中が数学だらけになる状況」のことを「数学脳」と呼んでいます。私は当時、英語の勉強が上手くいっていなかったので、頭の中を「数学脳」の英語バージョンである「英語脳」にすることを目指すことにしました。意識的に英語のことばかりを考えるようにしたのです。

 

例えば、シャワーを浴びながらであっても、頭の中であれば英語の勉強ができます。

 

まず、英単語を思い浮かべてその英単語の意味を思い出します。

「compromiseってどういう意味だっけ?」「妥協する、妥協だ!」

 

「respectの訳語は?」

「〜を尊敬する、尊敬、点」

というように、自分で思い浮かべた英単語に対して、思いつく訳語をあてていくという単純なやり方です。

あるいは、日本語を思い浮かべてそれを英単語にするとどうなるかを考えます。

「我慢するを英語にすると?」

「bear」「tolerate」「endure」「put up with」・・・

という感じです!

 

もちろん、英単語に限らず、英文法や英文解釈、英作文など英語にまつわるありとあらゆる勉強が頭の中でできます!

 

机上で問題を解いたり、参考書を覚え込んだりすることだけが「勉強」ではありません。それ以外の時間をいかに上手く活用できるかが重要です。そのためには、常に「頭の中で勉強をする」ことを心掛けることが重要です。

 

私は自分の頭の中を英語脳にすることを心掛けてから、英語の偏差値が急激に上がりました。英語に触れる時間が格段に増え、知識が定着していったのです。

 

皆さんも是非、偏差値を急角度で上げたい科目に関しては、頭の中でも常に勉強することを意識してみてください。

 

塾長