笠原塾塾長の最短合格会議

高校を中退後、偏差値を81まで上げて早稲田に合格。 講師として高校受験第1志望合格率100%、大学入試6年連続第1志望合格率100%を達成しました。 その方法論の全てをこのブログでお伝えしていきます。

仕事VS勉強 どっちが大変か?

こんにちは。塾長です。

今回は仕事と勉強を比較して、実際のところどちらが大変なのかということについて考えてみたいと思います。

 

一般的には、「仕事の方が大変だ」という意見の方が圧倒的に多いと思います。「ノルマ」「責任」「人間関係」「プレッシャー」などなど、挙げればキリがないほど仕事をする上で大変だと感じる内容が思い浮かびます。

 

しかし、私は「勉強の方が大変だ」と思っています。ただし、この意見には「仕事も勉強も共に同じだけ厳しく頑張ることができたとしたならば」という前提があります。

 

実際のところ、勉強に関しては多くの生徒はそれほど頑張ることができずに終わることがほとんどです。例えば受験勉強について考えると、正味で1日8時間ほど1年間勉強をして、受験当日を迎える生徒はとても多いです。これくらいの努力量の場合、同じ1日8時間の仕事を1年間することの方が基本的に大変です。仕事のレベルや内容にもよりますが、この条件であれば仕事の方が大変であることが多いと思います。なぜなら、受験生が1年間正味で1日8時間勉強することには、突出した能力や努力は不要ですし、疲労感や心身共にすり減るような感覚に陥ることもほとんど無いからです。

 

一方で仕事の場合、1年間正味で1日8時間働く中で、かなり厳しく努力をすることが求められることが多いです。仕事を覚え、ノルマをこなし、お客さんや会社に確実に貢献しなくてはなりません。日々、プレッシャーを感じながら働き、上司やお客さんから怒られたり、理不尽なことを言われることもあります。成果を出せなければ、評価を得られず会社を辞めなければならないこともあります。そういった現実の中で、多くの労働者は日々努力をしています。そして、疲労感や心身がすり減る感覚を多くの労働者は感じています。

 

しかし、例えば1日12時間以上の受験勉強を3年間厳しくやり続けた場合について考えると意味合いが大きく変わってきます。これをやり遂げられる受験生はほとんどいないからです。ほとんどの受験生ができないことをやり遂げられるとすれば、この種の受験生は相当な能力の持ち主と言えるでしょう。これだけ努力をすれば、疲労感やすり減る感覚を抱くことになると思います。

 

もちろん1日12時間以上働くことも、相当大変なことです。残業を含めて考えても、1日平均で12時間以上働く人の割合は非常に低くなります。しかし、これをやり遂げられる労働者は、それほど特殊な存在ではありません。会社から「働け」と言われれば、案外働けるものなのです。

 

勉強に関しては、どれだけ「勉強しろ」と親や教師から言われたとしても、多くの受験生は努力ができません。仕事とは違って勉強の場合、良くも悪くも「やらない」という選択肢が残されているのです。その中で主体的に考え、自分を律しながら自己責任で勉強をし続けなければなりません。この点も、1日12時間以上の勉強を3年間、多くの受験生が継続させることができないことの大きな要因となっています。勉強を長期間、厳しく行い続けることはこの上なく難しいことなのです。

 

そして何より、どれだけ勉強をしてもそれに見合った対価が短期的には無いという点が最も大変なことと言えます。受験勉強は将来への投資です。しかも、株のように定期的に利益確定することもできません。志望校に受かるまでの間、将来得られるかどうかも分からない不確実なリターン(=志望校合格)を追い求めてひたすら投資(=受験勉強)をし続けなければならないのです。あくまで投資ですから、将来的に確実にハイリターンを得られると約束されている訳でもないのです。

 

しかし仕事の場合、1ヶ月懸命に働けば給料がもらえます。頑張ったことに対する対価が毎月得られるのです。しかも、月の給料とは別に、年に2回ボーナスが貰えることさえあります。稼いだお金を使ってジムやマッサージに行ったり、趣味を楽しんだり、家族や友達と存分に遊んだりしてリフレッシュすることもできます。

 

やはり、厳しく頑張ったことに対する分かりやすい対価がその都度あるか否かいう点は、「仕事と勉強の大変さ」というテーマの中では、決定的な違いになると言えます。

 

継続的に妥協なく受験勉強をこなすことは、仕事よりも大変なことだと思います。私は日本のトップ企業で厳しいノルマと高度なスキルが求められる環境の中働いた経験もありますし、今でも1日15時間以上働くこともザラにあります。しかし、それらと比較しても、受験生時代の方がはるかに大変でした。私は高校を中退し、先も見えない中でガムシャラに勉強し続けました。1日12時間以上の勉強は当たり前のようにこなしていました。朝目覚めると、大きな疲労で身体がひとつも動かない日もありました。夜も眠れない日が続いたこともありました。それでも、勉強をすることはやめませんでした。その経験のおかげで今現在、人一倍厳しく働くことができています。

 

厳しく勉強をすることほど大変なことはありません。今頑張れば、恐いものなど無くなります。その感覚を若いうちに得られることは、この上なく価値のあることだと思っています。

 

 

塾長

なぜあの人は努力ができるのか。

こんにちは。塾長です。

志望校に合格するために必要不可欠な要素が「継続的な努力」です。しかし、毎年のように私のもとに、「努力ができません。」「努力ができるようになるためにはどうしたらいいのですか。」と相談に来る生徒がいます。

 

皆さんの中にも、特に受験勉強においては自分自身の努力不足を痛感している人がいると思います。

 

一方で皆さんの周りに、受験勉強において人一倍努力ができる人がいませんか。「高1の頃から凄まじく勉強している」「休む間も無く常に勉強している」「キャラが変わるほど勉強している」など、さまざまな努力家が思い浮かぶのではないかと思います。

 

私自身、地頭力は平凡ですし器用さの無い人間ですが、努力は厳しくできるタイプであると思っています。受験生時代、勉強に関してはコンプレックスばかりで自信がなく、早稲田に合格できるなど想像することもできませんでした。しかし、高1の頃から勉強に関しては人一倍努力をしました。今思い返しても、あの頃の私は勉強の虫だったと思います。

 

それでは学生時代の私を含め、一部の生徒はなぜ厳しく努力ができるのでしょうか。私は、その理由には大きく分けて4つのパターンがあると考えます。

 

1.得意なこと、好きなことだから

「数学が得意」「英語が好き」など、自分にとって得意なこと(科目)や好きなこと(科目)であれば継続的に努力がしやすくなります。楽しみながら、また気持ちよく勉強をすることができ、努力を続けることのハードルは低くなります。

 

2.不安だから。恥ずかしいから。

勉強をサボればサボるほど不安が増すというタイプの生徒がいます。妥協をすると、時に不安に押し潰されそうになるので、その状況に陥るくらいなら勉強をしていた方がメンタル的に健康であると考えるのです。

また、テストで思うような点数が取れないことや、学校や塾の授業中に的確な発言ができないことがこの上なく恥ずかしいと感じる生徒もいます。恥ずかしい思いをしたくない、また周囲から馬鹿にされたくないと考えるからこそ、とにかく厳しく勉強をするのです。

 

3.明確な目標と強い意志があるから

明確に目標が定まっている生徒は努力ができる傾向が高まります。そして、その目標を達成したいという意志が強い生徒は努力ができます。

一方で、明確な目標を持つことができていない生徒は実はとても多いのです。目標があいまいだからこそ、その目標を絶対に達成するという強い意志やこだわりが生まれないということは非常によくあるケースです。

 

4.習慣化されているから

努力することが習慣化されている生徒というのは一定数います。これは「継続的に努力できるようになること」をテーマに、自身の意識や行動に対して改善を重ねた結果の究極の姿だと思います。本当に努力ができる人間は、努力をすることが習慣化されています。努力をすることなど当たり前のことであると思えるのです。自分にとっては当然のことをしているにすぎず、場合によっては「厳しく努力をしている」などという意識が無いことさえもあります。

 

受験勉強を始めた頃の私には、得意科目や好きな科目はありませんでした。「どれも苦手で、どれも嫌い」という感覚で勉強をしていました。

しかし、「早稲田に合格する」という明確な目標を定め、それを達成するために「粘り強く努力する」という強い意志を持ち続けました。合格できるという自信はありませんでしたが、妥協は絶対にしないというルールを自らに課したのです。逆に少しでも妥協をすることは、私にとって非常に大きな不安を感じることに繋がりました。それと同時に、自分の気持ちが完全に折れてしまうのではないかという恐怖を感じることにも繋がっていったのです。だからこそ、日々厳しく努力を重ねました。次第に、努力をすることが習慣になっていきました。努力をしないことは、違和感だらけで気持ちの悪いことと感じるようになっていき、勉強をすることが生活の一部になっていきました。その結果、第一志望の早稲田に合格することができたのです。

 

皆さんもぜひ努力に努力を重ねてみてください。やがて、努力をすることが習慣になっていきます。そうなってしまえば、志望校合格は目の前と言えます。

 

 

塾長

学歴は本当に重要か?

こんにちは。塾長です。

今回は「学歴」をテーマにブログを書きます。

近年の風潮として、「学歴など不要」「学歴よりも稼ぐ力こそが重要」という意見がネット上を中心に拡大している気がしています。この意見に対して、私自身も否定はしていません。なぜなら、1人1人の人生が学歴で全て決まるわけではないからです。

 

大学受験の成功者と社会における成功者はイコールではありません。勉強ができさえすれば、華麗な学歴を手に入れさえすれば、社会で成功することが約束されているという訳ではありません。

 

だからといって「学歴は必要ない」と言い切ることができるでしょうか。実際に、中卒でも稼ぎまくっている人はいます。会社経営や芸能人、アスリートや技術の高い職人など、学歴など関係なしで大成功をおさめている人達がいることは確かです。

 

しかし、それはかなり特殊なケースで、ごく一部の選ばれた人間だけが成し遂げることができることであると言うことができると思います。

 

そもそも、日本の労働者のおよそ9割がサラリーマンです。現実としては、「稼ぐ力」を武器に会社経営や自営業で成功をおさめている人の割合はとても低いのです。芸能人やアスリートで成功している人の割合はさらに低いということは言うまでもありません。

 

サラリーマンとして成功したいと考える人の王道の選択は、大手企業に入ることです。なぜなら、中小企業やベンチャー起業と比較した時に、大手企業の方が高給である場合がほとんどだからです。

 

大手企業のサラリーマンになるためには、基本的に学歴は必要です。私が働いていた某メガバンクにおいても、採用時に高学歴者は圧倒的に優遇されていました。採用する学生の出身大学の比率は、東大〇〇%、早稲田〇〇%、慶應〇〇%などと事前に決められているのです。全採用者に対する難関大学出身者の割合は非常に高く設定されています。それどころか、入行後においても学歴は重視されていました。

(もちろん、仕事がいかにできるかということが第一の評価にはなりますが)

 

大手企業の体質はまだまだ保守的であることが多いのです。学歴を無視して、能力やスキルのみで採用している大手企業は現状としては非常にレアケースになります。

 

このように、日本の労働者の中心はサラリーマンであり、その中でしっかりと稼いでいこうと考えた時に多くの人が選択をする大手企業では、基本的に一定の学歴が必要とされています。

 

一方で、あらゆる会社で副業が解禁され、個人でも稼げるという認識が広まりつつある現在の流れを考えれば、これからの日本社会はサラリーマンの比率が現在よりも低まり、会社経営者や自営業者の比率が高まる可能性はあります。それが日本社会の常識となっていけば、学歴の重要性が相対的に低まることもあるかもしれません。

 

しかし、それでも「学歴は不要だ」とは言い切ることはできません。サラリーマンとして生きていきたいと考え、採用時や昇進時に高学歴が優遇されるケースに直面する人たちが一定数いるはずですし、経営者や自営業者の中で稼ぎの良い人たちもまた、成功をおさめる上で高学歴であることがメリットになる場面が無いとは限らないからです。

 

学歴など関係無しに稼ぐ人たちはいます。しかし、それを成し遂げている人たちの数は極めて少なく、私たちがイメージしている以上に困難で厳しいことであると言えます。その険しい道を選択するくらいなら、「高学歴」を手にすることの方が圧倒的に簡単で現実的であるということは、言い切ることができます。

 

やはり圧倒的多数の人にとって、「学歴」を重視することが成功への可能性を高めるとは言えそうです。

 

塾長

 

中高生が勉強をしなければならない理由

こんにちは。塾長です。

久々の投稿となります。

今日は、中学生や高校生が「勉強をしなければならない理由」をテーマにブログを書きます。

 

勉強をすることが好きだという受験生はほとんどいません。できることならば勉強などせずに遊んでいたい、ダラダラしていたい、ずっと寝ていたいという生徒は非常に多いと思います。こういった欲求を抑えて、貴重な青春時代を犠牲にしてまでも勉強をしなくてはならない理由は何なのでしょうか。

 

1つ目の理由は、「考えられる大人になるため」です。

 

人生は選択の連続です。その時々で的確な選択が求められます。例えば、大学に進学するのか、しないのか。大学に進学するとすれば、どこの大学・学部を選択するのか。また、大学を卒業した後、大企業に入社するのか、ベンチャー企業に入るのか、公務員になるのか、起業するのか。

そしてその後、1度選択した道を歩み続けるのか、あるいは別の道を歩むのか。

このように、その時々で複数の選択肢がある中から自分にとって最適な選択をしなければなりません。そのためには、「深く考え、的確に判断できる能力」を身につけることが必要不可欠です。この能力を中高生が身につける上で、受験勉強は最高の手段となります。「膨大な知識を頭に入れ、その知識を使って思考し、問題を解く」という受験勉強を通じた訓練は、上記の「深く考え、的確に判断できる能力」を向上させることに直結します。

しかも、受験勉強を通じて手にしたこの能力は、一生の武器になるのです。

 

2つ目の理由は、「努力する習慣を身につけるため」です。受験勉強は、血の滲むような努力の連続です。毎日悩み苦しみながらも努力を続ける中で、努力することが習慣化していきます。その結果、妥協すること(=努力不足であること)などあり得ない、努力をすることは当然のことであると感じられるようになります。これはその後の長い人生を考えると、非常に価値のあることだと思います。

 

努力をする習慣が身についている人は、仕事で成功したり、幸せな家庭を築けたり、人から認められたりする可能性が非常に高くなります。私がこれまでに出会ってきた成功者達は、当然のごとく努力ができるという人達ばかりでした。例えば、年収2000万円以上稼ぐある経営者は、日々仕事のことを考え、ほとんど休み無く働いていますが、「これくらいのことは誰にでもできます。」といつも言います。努力をすることが習慣化されていて、実際のところは厳しく努力をしているにも関わらず、本人としては当たり前のことをしているだけという感覚になっているのです。

 

受験勉強を通して努力をする習慣が身につけば、何事もうまくいく可能性が高まります。その時々で、人よりも多くの努力ができる訳ですから、長いスパンで考えれば努力の積み重ねによって大きな成果となり、競争に勝てる可能性が高まることは言うまでもありません。

 

3つ目の理由は「自信を得るため」です。受験勉強を通して無事志望校に合格すると、大きな自信が得られます。受験は競争率が非常に高い分野であると言えます。例えば、スポーツの場合はサッカーや野球、陸上などあらゆる競技が存在し、各競技の中でそれぞれ競争が行われます。しかし、受験の場合はせいぜい文系かと理系かというくらいにしか分野が分かれていません。そのため、結果としてライバルが多くなり、競争率が非常に高い熾烈な争いになるのです。もちろん、合格者数もある程度多く設けられてはいるのですが、受験に挑む人の数が非常に多いので、成果を挙げる上での難易度は高くなるのです。

 

この非常にレベルの高い受験で合格を勝ち取ることができた場合、それが貴重な成功体験となります。しかも、若くして成功体験を得られるため、その後の長い人生に存分に活かしていくことができます。大学入学後や社会に出た後も、「自分にならできるはず!」と思うことができ、あらゆることにチャレンジができるようになります。

裏を返せば、自信が無ければチャレンジする気にはなかなかなれません。自信があるかどうかということは、自分の人生に大きな影響を与えるのです。

 

受験勉強を正しい方法で継続的に妥協なくこなしていけば、偏差値は上がります。そして、志望校に合格する可能性は高まります。その結果、ある種の勝ち癖をつけることができ、大きな自信となります。そして、その自信がその後の成功に役立つ、非常に強力な武器となるのです。

 

今こそ、ぜひ勉強をしてみてください!

 

塾長

 

 

頭の中を「英語脳」にするべし!

こんにちは。塾長です。

 

皆さんの周りには「全然勉強してないよ」と言っているにも関わらず、勉強ができる友達がいませんか。それでは、なぜこの種の友達は勉強ができるのでしょうか。

 

1つ目は、単純にウソをついているパターンがあります。本当は厳しく勉強しているけど、周りの友達には努力していることを言いたくないから、「勉強してないよ」とウソをつくケースです。実際は時間を割いて真面目に勉強しているので、当然勉強ができます。これはよくあるパターンなので、イメージがしやすいと思います。

 

2つ目が非常に重要です。それは、「本人は自覚をしていないけれども実は勉強をしている」というパターンです。今回の記事ではこのパターンに焦点を当てていきたいと思います。

 

高校1年生の時に、同じクラスにものすごく数学ができる友達がいました。その友達に対して、私は「1日何時間くらい数学の勉強してるの?」と聞きました。すると、「全然勉強してないよ。」という答えが返ってきました。私は納得がいかず、「ウソをつかないで本音で語ってくれ。」と伝えました。それでもその友達は「本当に勉強してない。」の一点張りでした。確かに、学校でも塾でも厳しく勉強している様子はなかったし、いつも本屋で立ち読みをしていたり、ゲームを長時間やっているイメージがとても強かったのです。

 

ところが、定期試験や模擬テストでは毎回、数学に関しては高得点、高偏差値を叩き出していました。

 

その友達と一緒にいるうちに、ある事に私は気付きました。それは、その友達が「いつも数学のことを考えている」ということでした。机の上ではほとんど勉強しないけれども、頭の中では日々しっかりと勉強していたのです。その友達の場合は、数学が好きだったので、頭の中が数学だらけという状況に違和感がなく、それは本人としては当たり前の状況だったのだと思います。だから、実際は頭の中で日々数学の勉強をしているのにも関わらず、本人はそれを自覚していなかったのです。

 

私は、「頭の中が数学だらけになる状況」のことを「数学脳」と呼んでいます。私は当時、英語の勉強が上手くいっていなかったので、頭の中を「数学脳」の英語バージョンである「英語脳」にすることを目指すことにしました。意識的に英語のことばかりを考えるようにしたのです。

 

例えば、シャワーを浴びながらであっても、頭の中であれば英語の勉強ができます。

 

まず、英単語を思い浮かべてその英単語の意味を思い出します。

「compromiseってどういう意味だっけ?」「妥協する、妥協だ!」

 

「respectの訳語は?」

「〜を尊敬する、尊敬、点」

というように、自分で思い浮かべた英単語に対して、思いつく訳語をあてていくという単純なやり方です。

あるいは、日本語を思い浮かべてそれを英単語にするとどうなるかを考えます。

「我慢するを英語にすると?」

「bear」「tolerate」「endure」「put up with」・・・

という感じです!

 

もちろん、英単語に限らず、英文法や英文解釈、英作文など英語にまつわるありとあらゆる勉強が頭の中でできます!

 

机上で問題を解いたり、参考書を覚え込んだりすることだけが「勉強」ではありません。それ以外の時間をいかに上手く活用できるかが重要です。そのためには、常に「頭の中で勉強をする」ことを心掛けることが重要です。

 

私は自分の頭の中を英語脳にすることを心掛けてから、英語の偏差値が急激に上がりました。英語に触れる時間が格段に増え、知識が定着していったのです。

 

皆さんも是非、偏差値を急角度で上げたい科目に関しては、頭の中でも常に勉強することを意識してみてください。

 

塾長

 

 

 

 

 

 

 

 

本気で偏差値を上げたいと考える受験生へ

こんにちは。塾長です。

いきなりですが、1つ質問を投げかけたいと思います。

 


「毎日妥協なく勉強をすることができていますか?」

 


日々の受験勉強に対して、妥協をしているか否かということに関しては、自分自身が1番良く分かるものです。

多くの受験生が、「どこか妥協をしてしまっている」「もっと厳しく勉強ができるはず」という印象を持っているのではないでしょうか。

 


私自身も自分の勉強に対し、何度も妥協をした経験があります。妥協をしていた頃の私は、「勉強ができない最大の理由は、自分にセンスや才能がないからだ」と本気で思っていました。

 


でも、勉強ができる友達や、先輩方の話を聞いているうちにその考えが変わっていきました。勉強ができる人たちにはある共通点があることに気づいたからです。

それは、「日々妥協なく努力をしている」ということです。

 


中学の時に1番学力が高かった友達は、平日は毎日6時間、休日は10時間以上の勉強をしていました。テスト前は、塾から家に帰る時間さえもムダにしたくないと、猛ダッシュで自転車のペダルをこいで帰宅していました。その結果、第1志望の早稲田本庄高校に合格しました。

 


高校1年生の時に塾で知り合った先輩は、誰よりも早く塾の自習室に来て、誰よりも遅くまで自習室に残って勉強していました。「1日16時間以上勉強するとちょっとやりすぎなんだよね。13時間とか14時間くらいの勉強がちょうどいいんだよ。」と言っていました。やろうと思えば1日16時間以上の勉強ができるけど、継続的に勉強をするために、あえて16時間以上の勉強はしないというスタンスをとっていることに驚かされました。結果として、その先輩は東大に合格しました。

 


「勉強ができる受験生は、本当に厳しく努力をしている」ということに気づいた私は、妥協のない厳しい勉強をするようになりました。早稲田大学に合格することを目標にし、毎日朝から晩まで勉強をしました。机に向かって勉強することは当然のこと、ご飯を食べながら、シャワーを浴びながら、電車に乗りながら、病院や美容室で順番を待ちながら、、、

どんな時、どんな状況でも勉強をしました。1日13時間〜14時間の勉強を毎日し続けました。厳しく努力をするようになってからは、自分自身が勉強ができない理由をセンスや才能のせいにはしなくなりました。それは言い訳に過ぎないということを強く感じるようになったからです。

 


妥協なく努力を続けていれば、自分に合った勉強法が見つかります。そして、その勉強法が洗練されていき、非常に効率的で、中身の濃い勉強ができるようになります。

 


受験勉強を開始したばかりの頃は、誰しも勉強がつらいと感じるものです。定着しない、先に進まない、難しい、暗記ができないなど、様々な悩みを抱えることになります。しかも、簡単には偏差値は上がらないし、志望校に合格できるという確信もないから、モチベーションの維持は困難です。こういう時期に、踏ん張って頑張り続けることができるかどうかが非常に大きなポイントになります。

 


妥協なく努力をし続けていれば、1つ1つの壁を超えていくことができます。第1の壁は上述の、受験勉強開始直後の壁です。その後も、河合塾の全統記述模試でいうところの偏差値60の壁や偏差値65の壁、志望校の過去問演習の中で感じる壁など、多くの乗り越えなければならない壁にぶつかることになります。でも、努力することをやめない限り、壁を乗り越えるチャンスはいくらでもあります。厳しく努力をしていても壁を乗り越えられない場合、勉強法を少し修正すればいいのです。勉強法を微修正することも、努力のうちだと思います。

 


単純な言い方をすれば、人の2倍3倍勉強すれば誰でもできるようになります。偏差値は上がっていきます。がむしゃらに頑張ることこそ、偏差値を上げるうえでの秘訣と言えるのです。しかし、多くの受験生が頑張りきることができていません。

 


ぜひ、厳しく、厳しく勉強してみてください。そして、それを継続させてください。偏差値は確実に上がっていきます。

 

 

 

塾長

 

 

 

 

 

 

受験参考書・問題集の最も効率的な学習方法

こんにちは。塾長です。

 

今回は、「受験参考者や問題集の最も効率的な学習方法」について記述します。主に英語、現代文、社会系科目などの文系科目に焦点を当てた学習方法を紹介していきたいと思います。

多くの受験生は学習の手順として、「受験参考書」を読み込み、ひと通り内容を理解しインプットしてから「問題集」の学習に取り掛かると思います。すなわち、受験参考書→問題集の順番で学習することこそ効率的だと考えていると思います。

 

しかし、知識がそれほどない段階で「受験参考書」を読み込もうと思っても、時間ばかりかかって、頭に入ってこないという経験をしたことがありませんか。多くの受験生はここで挫折をしてしまい、分厚い参考書を読み込むことをやめてしまいます。

 

途中で挫折し、投げ出してしまうことには理由があります。それは、多くの受験生には気合いや根性が足りないからではありません。学習の手順や方法が間違っているからなのです。

それでは、正しい学習の手順や方法とはどのようなものなのでしょうか。

 

まず、正しい学習の手順についてですが、「問題集」を先に解いてから、「受験参考書」を読み込むという手順を踏んでください。「問題集」を解きながら、ある程度の知識を頭に入れた後に「参考書」を読むようにしてもらいたいのです。問題集を解くことで得た知識があれば、その後スムーズに受験参考書の内容を頭に入れることができます。したがって、問題集→受験参考書という手順こそ重要になると言えます。

 

次に、正しい学習の方法についてですが、問題集を解く際には、「1秒考えたら答えを見る」ということを基本にしてください。知識が無い段階でじっくりと考えても時間の無駄です。例えば、「元大関栃東の得意技と言えば?」と質問されて答えられる人は少ないと思います。正解は「いなし」ですが、この質問に対しじっくりと考え続けたとしてもほとんどの人が答えられない理由は、大相撲に関する「知識」がないからです。反対に、「知識」があれば質問に対して「いなし」と答えられるだけではなく、「いなし」とはどのような技なのか、「いなし」がどのような場面で、どれほど効果的な技なのか、力士としては小柄な栃東にとってどのような意味を持つ技だったのか、ということなどを簡単に思考することができます(当然、言葉にのせて、表現することもできます)。「知識」があれば「思考」ができるのです。深く「思考」ができれば、簡単な問題から難度の高い問題まであらゆる問題が解けるようになります。深い思考をするためには、知識が必要不可欠です。知識が無いにも関わらず、深い思考をしようと思っても、それは不可能なことなのだと言えます。問題集を解く際に、知識が無い段階からじっくりと考える習慣は直ちにやめましょう。1秒考えて答えが思い浮かばなければ、すぐに答えを確認し、その答えを覚え込んでください。

 

1冊の問題集を2周〜3周やり終えた頃には、一定の知識が身についているはずです。問題集1冊の学習をひと通り終えた後、参考書の学習に取り掛かってください。驚くほどスムーズに内容が頭に入ってくると思います。「これは問題集で1度勉強した内容だな。改めて知識を整理できるな。」「こっちは問題集には載っていなかった、初めての学習内容だ。この部分は重点的に肉付けをしよう。」などという感想を持つことができると思います。参考書を使って勉強する意味とは、理解を深めたり、知識をさらに細かく身につけたり、頭の中を整理させたりするところにあります。問題集を1冊仕上げた後に参考書の学習をすることは、非常に大きな意味があり、なおかつとても効率的な方法と言えます。

 

参考書を1冊読み終えたら、問題集の学習に戻り、再度同じ問題を解き直すことをオススメします。さらに定着度が増します。そして、もっともっと学力を伸ばしたい場合には、2冊目、3冊目と複数の問題集を解きまくってください。文系科目の場合、1つの答えに対して、多数の問題をつくることができます。例えば、「小野妹子を隋へ派遣し、国交を開いた人物は?」という問題に対する答えは「聖徳太子」ですよね。また、「冠位十二階や十七条憲法を制定した人物は?」という問題に対する答えも同様に「聖徳太子」です。すなわち、「聖徳太子」という1つの解答に対して、複数の問題の出し方ができるわけです。ここで大切になってくることは、この「複数の問題の出し方」のパターンをどれだけ知ることができるかということです。そのためには、問題集を複数冊解くことが最も効果的な学習方法になるのです。

問題集を複数冊解き終えたら、最後の仕上げとして参考書を再度読み直すことができると理想的です。

 

ここまでの手順を改めて示すと、

問題集(1冊目)→参考書→問題集(1冊目)→問題集(2冊目)→問題集(3冊目)・・・(複数冊解く)→参考書

となります。

 

参考書や問題集を使った学習を進めていく上で意識すべきことは、完璧主義には陥らず、スピード感を持ってどんどん先へ進めていくということです。立ち止まったり、考え込んだりして、だらだらと1つの問題にこだわってしまってはいけません。問題集1ページ進めるために1時間かかってしまうなどという勉強法は明らかに非効率です。

 

理解や知識の度合いが少々足りないと感じても、とにかく前に進んでください。そうすることで、「やってもやってもなかなか終わらない」というストレスから抜け出せるだけではなく、「1冊の参考書や問題集を何周も何周も繰り返し学習すること」ができます。この「繰り返す」作業こそ、知識の定着や理解を深めることに繋がり、学力を上げる上での重要なポイントになります。

 

ぜひ、このブログを参考にして、効率的な学習方法を身につけ、最短で最大の成果をあげてください。

 

塾長